NECとNTTら、広域ネットワーク向けSDNの基本技術を世界で初めて確立

NEC、NTT、NTTコミュニケーションズ、富士通、日立製作所の5社は2014年3月7日、SDNにより柔軟な広域ネットワークを実現するための基本技術を、世界で初めて確立したと発表した。5社共同で推進する研究開発プロジェクト「O3プロジェクト」(Open Innovation over Network Platform)の成果である。

O3プロジェクトは今回、種類の異なる複数のネットワークを統一的ルールで管理するための、ネットワーク情報の統一的な表現形式を定義。この統一形式によるネットワーク情報データベースを活用し、光ネットワークなどの下位レイヤのネットワーク資源をパケットトランスポートなどの上位レイヤから簡単に扱えるようにした。

さらに、統一形式によるネットワーク情報データベースに基づき、複数のネットワークの共通制御/管理が可能なソフトウェア技術も開発し、Web上での簡単な入力により、光/パケット/無線などを組み合わせた仮想ネットワークを迅速に提供可能になるという。

O3プロジェクトでは今回の成果により、「将来的に通信事業者は、サービスプロバイダの要求に応じた広域ネットワークの設計・構築・変更を、従来の約1/10の時間で実現」できるとしている。

関連リンク

RELATED ARTICLE関連記事

SPECIAL TOPICスペシャルトピック

スペシャルトピック一覧

NEW ARTICLES新着記事

記事一覧

FEATURE特集

WHITE PAPERホワイトペーパー

ホワイトペーパー一覧
×
無料会員登録

無料会員登録をすると、本サイトのすべての記事を閲覧いただけます。
また、最新記事やイベント・セミナーの情報など、ビジネスに役立つ情報を掲載したメールマガジンをお届けいたします。