アプリックスIPホールディングスは2014年2月21日、同社のBeaconモジュールが三井寺(滋賀県大津市)のナビゲーションシステム実証実験に採用されたと発表した。
天台寺門宗の総本山である三井寺は、正式名称を長等山園城寺(おんじょうじ)といい、数多くの国宝・重要文化財を有している。実証実験では、三井寺の屋内外にある国宝・重要文化財などを案内するナビゲーションシステムに、Beaconモジュールを活用する。実証実験を主催するのは、公益財団法人 京都高度技術研究所。
アプリックスによれば、GPSやWi-Fiによるナビゲーションは、屋内外の狭いエリアでの案内などに課題があった。しかし、Bluetooth Low Energyを利用した位置測定技術であるBeaconの場合、ピンポイントの案内が可能になるという。