ラッカスワイヤレスジャパンは2014年2月12日、Wi-Fiを利用した位置情報サービス「Ruckus SPoT」を発表した。2014年4~6月に提供開始の予定。
Ruckus SPoTは、ラッカスの無線LANアクセスポイントを活用し、GPSの利用が難しい屋内環境などで、Wi-Fiユーザーの位置情報を測定するためのサービスだ。特徴の1つはクラウドベースのサービスなことで、同社のアクセスポイントが設置されている場所であれば、新たな機器の追加が不要なこと。
また、従来、Wi-Fiで正確な位置情報を取得するためには数多くのアクセスポイントを設置する必要があったが、米国YFindテクノロジーズ社の買収で取得した室内位置情報アルゴリズムによって、この課題を解決しているという。
さらに、Ruckus SPoTを活用したアプリケーションの開発者向けパートナープログラム「Ruckus SPoTロケーションエコシステム」もあわせて発表。サードパーティの開発者が、オープンなAPIとSDKを利用して位置情報分析サービスやモバイルアプリを開発できるとのことだ。
Ruckus SPoTによる位置情報のイメージ画面