NTT西日本と綜合警備保障(ALSOK)は2014年1月15日、両社の協業により、個人宅向けのセキュリティサービス「フレッツ de ALSOK」を開始すると発表した。1月16日より事前受付を開始、2月14日から提供を始める。
フレッツ de ALSOKの利用イメージ |
フレッツ de ALSOKは、NTT西日本のフレッツ光加入者が利用できるサービス。自宅内に人感センサー付のカメラを設置し、外出中などに侵入者を検知した際には、予め登録している通報先(ユーザーが持っているスマートフォンなど)に写真付メールで通知する。この「フレッツ de ALSOK 基本サービス」に加え、必要に応じてALSOKのガードマンの駆け付けを要請できるオプション「かけつけサービス」も用意した。
侵入者を検知した際には、登録された宛先に写真付きメールを送信する |
初期費用は、工事費2000円(税別、以下同)と、センサー付きカメラ購入費が3万4500円。カメラは分割払い(1月当たり1170円の36回払)も可能だ。基本サービスの月額利用料は500円。かけつけサービスの月額利用料も500円で、ガードマンの出動を要請した場合には、1回毎に出動費用6000円がかかる。
一般的なホームセキュリティサービスに比べて、安価に導入できる |
ALSOK・常務執行役員の長尾隆義氏によれば、一般的なホームセキュリティは、初期費用が15万円程度、月額費用は数千円が必要になるという。ガードマンの駆け付けも自動付帯となり、費用が高額なためにこれまで利用できなかった層を、NTT西日本との協業で開拓したい考えだ。
NTT西日本はこれまでも、他社との協業によってフレッツ光を活用した新サービスを次々リリースしてきた。代表取締役副社長の小椋敏勝氏は今回の発表に当たり、「アライアンスは、我々の事業の柱の1つ」と話した。2016年度末までの約2年余りで、「2万ユーザーの獲得」を目標に掲げた。