ソナス、建設現場向け「次世代メッシュWi-Fi」 独自技術でネットワーク自動構築

ソナスは2026年9月30日、建設現場向けの通信システム「次世代メッシュWi-Fi」の在庫を拡充し、本格リリースしたと発表した。

同製品は、高層・地下・水平方向に広大で、壁・フロア・足場・建材・重機などの遮蔽物が多い建設現場などの環境においても、アクセスポイント(AP)間のLANケーブルの配線なしに現場全体を網羅する安定したメッシュWi-Fiを構築可能な点を特徴とする。

複数のAPを経由する多段接続にも対応し、同社の実証実験では18ホップの接続で30Mbps以上の通信速度を維持したとしている。高層階や地下を含む建設現場における、監視カメラの映像伝送やBIM/CIMデータ(3Dモデルに多様な属性情報を付加したデータ)の閲覧などの利用を想定する。1ネットワークに最大200台のAPを収容し、AP間の最大通信距離は見通しで100m。1台のAPに最大100台の端末を接続できる。

なお、複数階にエリアを構築する際は、縦幹線用の開口部や階段、エレベーターシャフトなどの空間を介してAP間で無線通信できるよう、設置位置の調整が必要になる場合があるという。

「次世代メッシュWi-Fi」によるエリア構築のイメージ

「次世代メッシュWi-Fi」によるエリア構築のイメージ

設置・構築が容易なことも特徴。ネットワークの制御には同社独自の無線通信技術「UNISONet」を用いており、ネットワークを自動構築する。これにより、“ボタン1つ”で広域のWi-Fi環境が構築できるため、専門業者による工事は不要という。専用のクラウド型管理画面では、APの稼働状況や機器間の電波強度を遠隔から確認できる。現場の通信状況を把握し、ネットワークに異常が発生した際の復旧対応を支援する。

機器の設計や取り付け方法も建設現場での利用を考慮した。APはアンテナ内蔵型で、外部アンテナの破損リスクを抑え、IP67の防水・防塵性能を備える。重量は約1kg。H鋼や鉄板に固定できるマグネット式治具を標準装備し、足場の単管パイプや天井の吊りボルトに取り付ける治具、自立式三脚なども用意。工事の進捗に応じた設置場所の変更に対応しやすくしたとしている。

「次世代メッシュWi-Fi」のアクセスポイント

「次世代メッシュWi-Fi」のアクセスポイント

 

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