
アリスタネットワークスジャパン 代表社員 職務執行者 副社長 兼 技術本部長 兵頭弘一氏
「ネットワークの歴史を振り返るといろいろなテクノロジーがあったが、結局Ethernetになった。AIの世界でも、この歴史は繰り返す」
アリスタネットワークスジャパンで代表社員 職務執行者 副社長 兼 技術本部長を務める兵頭弘一氏は、9月3日に開催された「AIインフラ&ネットワークサミット2026」でこう強調した。
2004年に創業したアリスタネットワークスは、データセンターおよびクラウド向け製品からスタートし、現在では社内LAN向けのWi-FiアクセスポイントやPoEスイッチなども提供しているネットワークベンダーだ。「ここ数年、売上は加速度的に伸びており、2026年度の売上は126億ドル(日本円にして約2兆円)に到達する見込みだ」と兵頭氏は紹介した。

サン・マイクロシステムズの共同創業者、グーグルへの最初の投資者の1人としても著名なアンディ・ベクトルシャイム氏(アリスタネットワークス現会長)らが2004年に創業。AIブームに伴い、売上は加速度的に増加している
その最大の要因はAIブームだが、AIデータセンターネットワークにおける“主役交代”も追い風になっている。
GPUサーバー同士の通信には従来、InfiniBandが広く採用されてきたが、「いつかはEthernetとInfiniBandが入れ替わるだろうといわれてきた」。実際、「その予測はどんどん前倒し」されてきており、Dell’Oro Groupが2025年9月に公表した調査結果によると、同年第2四半期のAIバックエンドネットワーク向けスイッチ市場では、Ethernetの売上高がInfiniBandを上回っている。
AIインフラ投資の8~9割は、GPUに代表されるXPUが占めるとみられている。その高価なXPUをフル稼働させるうえでは、XPU同士をつなぐネットワークの性能がカギを握るが、他のネットワークと同様、Ethernetへの移行が進んでいるのだ。Ethernetが、AIインフラ向けに進化し続けているからである。
では、Ethernetはどこまで進化したのか。兵頭氏は「AIネットワーキングのためのEthernet最新技術動向」と題して解説した。











