ライトポイント・ジャパンは10月22日、マルチデバイス・マルチラジオ・テスター「IQxel-M」発売した。
従来、無線通信規格のテストを行う際は規格ごとに別のテスターが必要であったが、IQxel-Mは1台でIEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetoothに加え、ZigBee、GPS、FM、ISDB、など多様なコネクティビティ規格に対応する。宇宙航空研究開発機構(JAXA)が運用に向けて進めているQZSS(準天頂衛星システム)にもすでに対応しており、将来の規格に対してもアップデートで対応する。
最大4台のデバイス並列テストが可能で、さらにGPSやGalileoなどの衛星測位システムや、放送で採用されているFM、ISDBなどの通信規格のテストを同時に行うことができる。デバイスの並列テストと複数の無線通信規格のテストを同時に行うことにより、スループットは従来モデル「IQxel80」の最大5倍になるという。
ライトポイント・コーポレーションCEO ベニー・マセン氏 |
ライトポイント・コーポレーションCEOのベニー・マセン氏は、「スマートデバイスのライフサイクルが10~15年前は3~5年だったのが、今は1年ほどになっている」と指摘し、開発期間の圧縮と急峻な量産が求められるデバイスメーカーに対して「トータル製造ソリューション」を提案した。スループットの高速化、製品あたりのテストコスト削減が可能だという。価格は個別見積り。
IQxel-M |