キリン工場で高出力Wi-Fiを検証 6GHz帯SPモードなら600メートルでも200Mbps

SPモード制度化により6GHz帯Wi-Fiを屋内外で高出力利用できるようになれば、ユースケースは大きく広がる。その有効性を実環境で示すため、キリンビール仙台工場で実証実験が行われた。

製造現場では無線化への期待が高まっている。工場でもWi-Fiやローカル5G、LPWA等の活用が進みつつあるものの、適用範囲はなお限定的だ。こうしたなか、より広いエリアを少ない設備でカバーできる手段として、6GHz帯Wi-Fi(Wi-Fi 6E/7)の高出力利用に関心が集まっている。

6GHz帯無線 LANには、屋内専用のLPI(Low Power Indoor)モード、屋内外対応のVLP(Very Low Power)モード、そして高出力運用を可能にするSP(Standard Power)モードがある。国内では最大出力(等価等方輻射電力、EIRP)が200mWのLPIモードと、最大25mWのVLPモードはすでに制度化されているが、SPモードは既存システムとの干渉を調整する必要があり、AFC(自動周波数調整)システムの導入を前提にした制度整備の議論が続いてきた。しかし、いよいよ制度化の議論は大詰めを迎え、4Wの高出力によるカバレッジの大幅拡大の実現が近付いてきている。

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