Zoomは“AIファースト”をさらに推進 住民サービスにもZoomツールの活用拡大

ビデオ会議システムから「AIファースト」の統合プラットフォームへ――Zoomの日本法人・ZVC JAPANの幹部は、この姿勢をあらためて強調した。技術開発では複数のAIモデルを組み合わせたフェデレーテッドアプローチで“世界最高”の得点をマーク。そのAI技術を組み込んだ製品は自治体にも導入が広がっている。

ビデオ会議システム「Zoom」を提供するZVC JAPANは2026年2月19日、メディア向けにAI活用の現状や国内での導入事例について説明した。

AIモデルの組み合わせで“世界最高得点”

日本事業戦略部長の坂井悠樹氏は、Zoomが“AIファースト”のプラットフォームであることを強調した。「Zoom Workplace」を中心に、最上位レイヤーに業務支援機能「AI Companion」を位置づけている。議事録作成や文書作成支援などに加え、対話型AIエージェント、電話対応AIエージェント、営業支援AIエージェントなど複数の用途別AIエージェントを展開している。

ZVC JAPAN 日本事業戦略部長の坂井悠樹氏

ZVC JAPAN 日本事業戦略部長の坂井悠樹氏

坂井氏がZoomのAI戦略の特徴に挙げたのが、複数のAIモデルを組み合わせるフェデレーテッドアプローチだ。Zoom独自モデルに加え、Anthropic、Meta、OpenAIなどのサードパーティのモデル、そして用途別のSLM(小規模言語モデル)を動的に組み合わせる。これにより、パフォーマンスと効率を最大化するという。

Zoomのフェデレーテッドアプローチは複数のAIモデルを動的に組み合わせる

Zoomのフェデレーテッドアプローチは複数のAIモデルを動的に組み合わせる

こうしたZoom AIの性能の高さは、複数のベンチマークで示されている。2025年12月、最難関の評価指標とされる「Humanity’s Last Exam(HLE)」で48.1%の正答率を記録し、当時のGoogle Gemini 3 Pro(45.8%)を上回った。さらに、GPT-5.2を組み込んだ更新版では、HLEで53.0%、DeepSearchQAで76.3%を達成した。

坂井氏は「HLEでは単一モデルの性能競争に関心が集まったが、使う方とすれば、最適なモデルを組み合わせて成果を出せればよい」と話し、フェデレーテッドアプローチがユーザーの生産性向上につながっているとの認識を示した。

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