ブロケード コミュニケーションズ システムズは2012年8月7日、KDDIがBrocade VDX 6710/6720データセンター・スイッチを採用し、イーサネット・ファブリックを構築したと発表した。
KDDIの今回の導入は、同社が顧客向けに提供している各種サービス・システムの利用ログ情報を収集・蓄積するサービスログ・プラットフォームの統合に伴うもの。従来はサービス・システムごとに構築していたが、Hadoop分散ファイルシステムをベースに統合することを決定。Hadoop環境ではノード間のトラフィックが増大することから、STP(スパニングツリープロトコル)を排除した論理的にフラットなマルチパスネットワークを実現できるイーサネット・ファブリックを採用したという。
KDDIの統合サービスログ・プラットフォームはすでに正式稼動しており、数十台規模のHadoopサーバーと2台のVDX6720、6台のVDX6710が導入されているとのこと。なお、KDDIでは今回のシステム構築作業を内製化しており、SI費用を約2割削減できたという。