NEC、ネポン、全国農業協同組合連合会(JA全農)は2012年7月13日、農業ICTクラウドサービス事業に関する協業を発表した。
3者が共同展開するのは、施設園芸向けのM2Mソリューション。現在、施設園芸においては、温室内の栽培環境や機器動作の異常監視、温室内の環境把握による生産性・品質向上が課題になっているという。そこで3者は、温室などから離れた場所からでも、積算温度や日射、二酸化炭素濃度などの栽培環境データをモニタリング・記録できる仕組みを提供する。
3者の役割だが、NECは栽培環境データを収集するクラウド型M2Mソリューション「CONNEXIVE」の提供・運用保守、ネポンはクラウド対応型温室用温風暖房機や栽培環境モニタリングセンサなどの提供・設置・保守、JA全農は全国の組合員生産者に対する販売推進を担うという。