「ウェアラブルIoT」で作業員を熱中症から守る ソニーとNTTPCがサービス説明会

ソニーネットワークコミュニケーションズ(SNC)とNTTPCコミュニケーションズ(NTTPC)がメディア向け説明会を開催。NTTPCの健康・安全見守りIoTサービス「みまもりがじゅ丸」とSNCのウェアラブル端末「mSafety」を組み合わせた熱中症対策の取り組みを紹介した。

厚生労働省は今年6月1日、職場における熱中症対策の強化を目的に、「労働安全衛生規則の一部を改正する省令」を施行した。この改正により、熱中症の疑いがある作業者の早期発見と報告体制の整備が義務付けられ、熱中症対策を怠った事業者には罰則が科される可能性がある。

これを受け、ソニーネットワークコミュニケーションズ(以下、SNC)とNTTPCコミュニケーションズ(以下、NTTPC)は2025年6月26日、熱中症対策ソリューションに関するメディア向け説明会を開催した。

(左から)NTTPCコミュニケーションズ サービスクリエーション本部 第二サービスクリエーション部 サービスクリエーション担当 茂野健太郎氏、ソニーネットワークコミュニケーションズ 事業開発部門 事業開発部 事業探索課 細萱祐人氏

(左から)NTTPCコミュニケーションズ サービスクリエーション本部 第二サービスクリエーション部 サービスクリエーション担当 茂野健太郎氏、ソニーネットワークコミュニケーションズ 事業開発部門 事業開発部 事業探索課 細萱祐人氏

NTTPCは2017年8月、フィールドワーカー向けの健康・安全見守りIoTサービス「みまもりがじゅ丸」の展開をスタート。従業員の脈拍や位置情報をウェアラブル端末で取得し、管理者は従業員の体調変化をリアルタイムに確認することができる。

サービスクリエーション本部 第二サービスクリエーション部 サービスクリエーション担当の茂野健太郎氏によれば、脈拍数などのバイタルデータに閾値を設定でき、「閾値を超えた際には管理者へアラームで通知する」。バイタルデータはダッシュボード上で可視化・分析し、従業員の健康状態の推移などをチェックすることも可能だ。

みまもりがじゅ丸の特徴

みまもりがじゅ丸は、これまでに延べ500社以上、1万人を超える利用実績があり、大手電力会社やゼネコン、鉄鋼メーカーなどで導入が進んでいるという。「サービス導入後、熱中症患者がゼロになった」「アラートをきっかけに、現場と管理者のコミュニケーションが濃密になった」などの声が寄せられているそうだ。

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