NTT西、法人向け統合型ネットワーク「Multi Interconnect」9月提供開始

NTT西日本は2025年5月23日、法人向け統合型ネットワークサービス「Multi Interconnect」の提供を開始すると発表した。法人顧客における高速・大容量通信の需要に加え、リモートワークやクラウド活用の進展に伴って増加する、多様なアクセス回線に対応したVPN接続やクラウドサービスとの接続ニーズに応えることを目的とする。

サービスの第一弾として、「フレッツ・コネクション」メニューを今年9月1日より提供する。このメニューでは、帯域確保型の「Interconnected WAN」(L3VPN)と、ベストエフォート型の「フレッツ 光ネクスト」を組み合わせ、両者のVPN通信を可能にする。また、フレッツ光同士のVPN通信も提供され、拠点の通信特性に応じて回線種別を選択しながら、同一ネットワーク内での柔軟な接続が実現できるという。

これにより、帯域品質とコストパフォーマンスのバランスを取りながら、拠点単位で最適なアクセス回線を構成できるほか、運用保守の窓口もNTT西日本に一元化され、企業のネットワーク運用負荷軽減にもつながるとしている。

NTT西日本の「Multi Interconnect」構成図。Interconnected WANとフレッツ光を接続する「フレッツ・コネクション」が、クラウドやインターネットなど多様な接続先とつながる様子を示す。

「Multi Interconnect」サービス構成イメージ

フレッツ・コネクションの初期費用は要問い合わせ、月額利用料はフレッツ 光ネクスト1利用回線ごとに5500円(税込)。別途アクセス回線の契約と利用料が必要となる。提供エリアはNTT西日本エリアの30府県。

NTT西日本では今後、Multi Interconnectにアクセス回線や各種ネットワークの接続メニューを順次追加し、サービスを拡張していく方針。

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