三井不動産は2025年5月21日、「日本橋室町三井タワー」において、LTE通信を利用した新たなエアハンリモート点検サービスを導入したことを発表した。ダイキン工業との連携により実現した。
このシステムは、空調機にセンサーを設置し、LTEを利用してクラウドにデータを集約することで、遠隔からデータが確認できるようにするもの。設備点検の省人・省力化と、不要なメンテナンスの削減を実現できるという。
省力化を可能とするセンサー類からのデータの流れ
日本橋室町三井タワーでは、トライアル時には通信方式にBluetoothを用いていたが、新たにLTE通信へと発展させることで、空調機からのセンシングデータを遠隔でリアルタイムに確認できるようにした。これにより、メンテナンスの省力化や、将来的には時間基準のメンテナンス「TBM(Time Based Maintenance)」から状態基準のメンテナンス「CBM(Condition Based Maintenance)」への移行を目指し、空調設備の保守点検業務の省人・省力化を実現するとしている。