KDDIが通信組み込み型ビジネス「ConnectIN」始動、dynabookとVAIOの法人PCでスタート

KDDIが、製品やサービスと通信を一体化する新ビジネス「ConnectIN」を開始する。モバイル通信を利用する製品等に一定期間の通信料を組み込んで販売。メーカー等とは販売台数に応じてレベニューをシェアする、B2B2Xの新ビジネスモデルだ。まずはdynabookとVAIOの法人向けモバイルPCからスタート。将来的にはIoTデバイスを含めた幅広い製品やサービスへ広げる計画だ。

通信を一体化させる新ビジネスモデル――。

2025年1月21日に開催した記者説明会で、KDDI 執行役員常務 ビジネス事業本部 副事業本部長を務める那谷雅敏氏は、同日に開始した「ConnectIN(コネクティン)」について、そう説明した。

KDDI 執行役員常務でビジネス事業本部 副事業本部長を務める那谷雅敏氏

KDDI 執行役員常務 ビジネス事業本部 副事業本部長の那谷雅敏氏

B2B2X向けの新ビジネスモデルとして提供を開始するConnectINは、メーカー等が販売する製品に一定期間の通信料を組み込んで販売するもの。その製品の購入・利用者には、KDDIは通信料金は請求しない。

メーカーは製品に通信料を含んだ形で通信機能を内蔵することで、販売後に内蔵ソフトウェアやコンテンツをアップデートするなどの付加価値をユーザーに対して提供できる。今回、ConnectINの第1弾の製品として、dynabookとVAIOが法人向けPCに採用した。リモートワーク時などにWi-Fiやテザリングを使う必要なく、いつでもどこでも4G/5G通信を介してクラウドサービスを活用した業務が行える。

ConnectINのビジネスモデル

ConnectINのビジネスモデル

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