OKIは2025年1月20日に記者説明会を開催し、荷物位置の自動測位システム「SHO-XYZ(ショザイ)」を3月より提供開始すると発表した。
同社は2023年、価値創造戦略「イノベーション戦略2025」を策定し、「高度遠隔運用」「物流」「ヘルスケア・医療」「CFB(Crystal Film Bonding)」という4領域で500億円以上の事業創出を目指している。
イノベーション戦略2025の概要
物流領域では、同年に配送計画最適化サービス「LocoMoses(ロコモーゼ)」を提供開始した。LocoMosesは、AIを活用して最適な配送ルートや積載量等を自動的に立案してくれるSaaS型のサービスだ。
このLocoMosesに続く、物流業界向けソリューションの“第2弾”となるのがSHO-XYZで、倉庫内の製品・設備品の位置情報や在庫を一元管理できるシステムである。
「世の中はロボット活用といった大規模なDXに注目が集まっているが、SHO-XYZは中小企業でも導入しやすく、レトロフィットでオペレーションを効率化できるソリューションを目指している」とOKI イノベーション事業開発センター 企画室 室長の青木聡氏は説明した。