NTTドコモは2011年11月24日、下り最大37.5Mbpsの「Xi」に対応したスマートフォン「GALAXY SⅡ LTE SC-03D」(サムスン電子製)の発売を開始した。東京・有楽町にあるビックカメラ有楽町店では記念セレモニーが開催され、山田隆持社長らが出席した。
(左から)NTTドコモ山田隆持社長、ドコモのCMキャラクターを務める女優の堀北真希さん、ビックカメラ社長の宮嶋宏幸氏 |
SC-03Dは、約4.5インチの有機ELディスプレイ、1.5GHzのデュアルコアCPUを特徴とする。「いろいろなスマートフォンの中でも最高峰のスペックを誇るスマートフォン」と山田社長は語った。ドコモではSC-03Dを80~100万台販売する計画で、すでに数万台の予約があるという。
ビックカメラ有楽町店内にある「GALAXY SⅡ LTE SC-03D」のコーナー |
SC-03Dに続いて12月以降、「ARROWS X LTE F-05D」(富士通東芝モバイルコミュニケーションズ製)、「Optimus LTE L-01D」(LGエレクトロニクス製)、「MEDIAS LTE N-04D」(NECカシオモバイルコミュニケーションズ製)と計4機種のXiスマートフォンを順次発売する。
Xiスマートフォンに合わせて、ドコモユーザー同士の国内通話が24時間無料になる「Xiトーク24」の提供も開始するが、「非常に反響が大きく、Xiエリア外からも問い合わせがある」(山田社長)という。
KDDIが下り最大40MbpsのWiMAXに対応したスマートフォンを投入しているほか、ソフトバンクモバイルは下り最大42MbpsのDC-HSDPA規格「ULTRA SPEED」に対応したデータ通信端末を来年2月以降に発売する。高速化をめぐる競争が激しくなっているが、山田社長は「Xiの平均スループットは7~10Mbps出ているので、お客様にとって快適なのではないか」とアピールした。