パナソニックは2011年11月15日、企業向けAndroidタブレット「TOUGHPAD(タフパッド) FZ-A1」の受注を開始した。発売は来年5月の予定。
TOUGHPAD「FZ-A1」 |
TOUGHPADは、頑丈さが特徴のAndroidタブレット。同社のノートPC「TOUGHBOOKシリーズ」で培った技術をベースに、屋外使用時の視認性やフィールド業務でも耐えうる堅牢性を実現するという。
ディスプレイには、約500cd/m2の高輝度10.1インチ液晶を採用。さらに、AR(Anti-Reflection)反射防止処理を施し、反射率を低減している。また、耐落下・振動・衝撃性能については、水やホコリにも強いIP65に準拠する。
メディアタブレットでは初だというFIPS140-2レベル2相当のセキュリティプロセッサーを搭載するのも特徴だ。ソフトウェアによるセキュリティ対策以外に、SoC(System On a Chip)内に物理的に分離したセキュリティプロセッサーを搭載。セキュリティプロセッサー内に暗号鍵を格納するので、鍵の改ざんや漏洩がなく高いセキュリティを実現できるという。また、グローバルに利用できるよう、日米欧の主要国での安全・無線・EMC規格に適合したハードウェア本体を提供し、これら地域での修理サービスもオプションを準備する。
採用するOSはAndroid 3.2で、バッテリー駆動時間は約10時間、重さは約0.97kg。フロントカメラは200万画素、リアカメラは500万画素でオートフォーカス対応。通信機能については、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n)とBluetooth Ver 2.1 + EDRに対応した標準モデルの「FZ-A1BDAAZAJ」と、3G通信モジュール内蔵モデルの「FZ-A1BDAAEAJ」の2種類を用意する。