Bluetooth SIGは2011年10月26日、「Bluetooth Smart Ready」と「Bluetooth Smart」の2つの新しいマークを発表した。Bluetooth v4.0の互換性に関する消費者の認知拡大が目的だという。
Bluetooth Smart Readyのロゴは、Bluetooth v4.0デュアルモード技術を実装した機器に付けられ、携帯電話やタブレット、PC、テレビなどが中心となる。一方、Bluetooth Smartはシングルモード/Bluetooth v4.0ローエナジー技術のみを採用した機器に付けられるもので、例えばボタン電池で動作する心拍モニターや万歩計などのセンサー型の機器が中心となる。
Bluetooth Smart Readyマークの付いた機器は、数十億台に及ぶ既存のBluetooth機器や今後市場に出回ることになるBluetooth Smart機器との接続が可能。また、Bluetooth Smart機器は、Bluetooth Smart Ready機器のほか、各メーカーが個別に指定した機器と接続できる。
Bluetoothの互換性マップ |
「ユーザーの皆さんは、新しいBluetooth Smart Ready機器に対して3D対応テレビと同じような感覚を持つだろう。すなわち、3D対応テレビを用意することはパズルの最初のピースに過ぎず、3Dを実際に体験するには専用メガネやコンテンツが必要だということだ。新しく発売されたiPhone 4Sといった、Bluetooth Smart Ready機器を手に入れたユーザーは、既存のBluetooth機器と引き続き接続できるのと同時に、Bluetooth Smartロゴの入ったBluetooth Smart周辺機器により、新しい世界にも足を踏み入れることができる」と、Bluetooth SIGチーフマーケティングオフィサーのシューク・ジャワンダ氏は述べている。