さくらインターネットは2024年8月27日、生成AI向けクラウドサービス「高火力」のコンテナーシリーズ「高火力DOK」より「NVIDIA H100プラン(β版)」を提供開始すると発表した。
高火力DOKは2024年6月27日より提供を開始した、コンテナー型GPUクラウドサービス。顧客が事前に用意したDockerイメージの実行ができるため、イメージ内に実行環境をパッケージングすることで、毎回の環境構築の手間をかけずにサービス利用することができる。また、利用時間に応じた秒単位での課金制のため、コスト削減にもつながる。
今月13日には、タスク実行処理の自動化などで利用可能なAPIを公開した。
今回提供を開始するNVIDIA H100プラン(β版)では、「NVIDIA H100 TensorコアGPU」を採用し、タスクの実行、タスクモニタリング(タスクの状態をコントロールパネルまたはAPI上で確認可能)、ログ管理(コンテナー内で出力したログ情報をダウンロード可能)といった機能を利用できる。
既存の「NVIDIA V100プラン」に比べて計算速度とGPUメモリの容量が大幅に向上したため、高精細画像の多数生成、大規模言語モデルにおけるファインチューニング、AIモデルを活用した推論などをより高速に実施することが可能だ。
プラン概要
料金は1秒あたり0.28円(税込、以下同)で、1時間あたり1008円で利用することができる。