サイレックス・テクノロジーは2024年7月23日、IEEE 802.11ah(Wi-Fi HaLow)対応の新製品「温度拡張版 802.11ah対応アクセスポイント/ワイヤレスブリッジ」を発表した。8月8日より販売開始する。
Wi-Fi HaLowは、1kmの長距離通信が可能なIoT向けのWi-Fi規格。サイレックスが今回発表した2つの新製品は、その名前の通り、耐熱・耐寒性を強化したのが特徴だ。温度変化や経年劣化に強い温度補償水晶発振器(TCXO)を採用し、-20~60℃の温度帯に対応する。また、IP65相当の防水ケース、防水アンテナをオプションで用意する。
温度拡張版 802.11ah対応アクセスポイント「AP-100AH(JP)」とワイヤレスブリッジ「BR-100AH(JP)」
2つの新製品それぞれついて見ていくと、まずアクセスポイントの「温度拡張版 AP-100AH(JP)」は、1台で半径1kmの範囲をカバーし、647台までの子機を接続することが可能。また、有線LANを介した既存の無線LANネットワークへの接続、「中継機能」による推奨最大3kmの通信範囲の実現も行えるという。
ワイヤレスブリッジの「温度拡張版 BR-100AH(JP)」は、有線LAN対応の機器に接続することで、約1kmの長距離通信が可能な製品。MACアドレスによるデバイスフィルタ機能やWPA3にも対応する。
価格はいずれもオープン。