分身ロボット「OriHime」、薬局に初導入

オリィ研究所は2024年7月16日、キョーワ薬局と、薬局における分身ロボット「OriHime」導入の実証実験を行うと発表した。

OriHimeは同日より、キョーワ薬局一宮店で業務を開始する。薬局への導入は全国初だという。

キョーワ薬局でのOriHime活用の様子

キョーワ薬局でのOriHime活用の様子

今回の実証実験では、キョーワ薬局一宮店、四日市店、栄生店にて2週間ごとに順次OriHimeを活用した業務を実施する。OriHimeは障害を持つキョーワ薬局のスタッフがパイロットとして操作し、実施する業務としては下記を予定している。

・通常の受付挨拶
・処方箋受付機への処方箋誘導及び発券受け取り促し
・マイナンバーカード受付補助・説明
・医薬品以外の物販の営業・説明・案内

キョーワ薬局では障害がある方に活躍していただけるよう、運営するレストラン「きょうわごはん」にて2024年2月よりOriHimeを導入し、パイロットが業務にあたっている。その実績もあり、今回薬局での人手不足と障害者雇用の課題を解決すべく、薬局においてOriHimeを導入することになったという。

本実証実験を通じて、薬局の人材不足解消と障害者雇用の課題解決に向けた検証を行う。また、今後マイナ保険証の登録者の増加に伴い、薬局での受付事務はさらに多忙となることが予測されるなか、受付や細かい説明をOriHImeにて対応することを想定している。さらに、障害があることで働けない元薬剤師の方の働き方の1つとして、在宅からOriHimeにて服薬指導や処方の説明を行うことも、将来的に実現していきたいと考えている。

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