インターネットイニシアティブ(IIJ)は2011年6月21日、電力測定器の自動設定・遠隔管理が可能な新たな電力監視システムを開発中であると発表した。今年7月以降の本格提供を目指し、IIJ本社がある神保町三井ビルディングの一部フロアで実証実験を進めているという。
開発中のシステムは、センサーが収集した電力使用量や温湿度などを集約してインターネット上で閲覧可能にする東光電気製のネットワーク機器「Web対応インテリジェントネットワークコントローラ」(STiNC)と専用の電力量センサー、STiNCを管理するためのマネージメントサービス基盤「SACM」などから構成。現在の電力使用量の閲覧や規定値を超えた場合の自動アラート、データの集計・統計などが行える。初期設定や設定変更などをすべて自動化できるため、導入台数が多くても運用負荷がかからない点が特徴だという。
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