サイレックス・テクノロジーは2024年3月25日、産業・医療現場向けの無線LAN環境監視クラウドサービス「AMC Cloud」の提供を3月29日より開始すると発表した。
「AMC Cloud」サービス概要
同社製の無線環境サーベイデバイス「WM-100CL」と連携し、産業・医療現場の無線環境を常時監視する。
監視を行う無線環境から、電波強度情報、稼働しているアクセスポイントの情報、Wi-Fi以外のノイズの情報、各チャネルの帯域使用率・エラーフレーム率・再送フレーム率の情報を収集し、遠隔での管理を可能にする。電波強度をヒートマップ表示するなどの可視化機能も備える。
また、無線環境にトラブルが発生した場合、アラートのメール通知やわかりやすい解決策の提示により、迅速な一次対応が可能という。無線環境の変化や接続履歴を記録できるため、過去に遡って解析し根本的な対策を取ることもできるとしている。
さらに、同社製のアクセスポイントや無線子機を監視対象とすることにより、機器の通信に関する情報を追加で収集ができ、より有効な無線環境監視・管理を可能にするという。追加で収集できる情報は、アクセスポイントや子機の送受信データ量チャネルごとの無線使用状況、アクセスポイントの送受信レート、子機のアクセスポイントに対するローミングの時系列情報。
AMC Cloudの可視化機能の例
AMC Cloud基本プランには、AMC Cloud 1契約、サーベイデバイス WM-100CL 1台が含まれる。料金は管理台数に応じて見積もり。2024年6月まで無償トライアルを受け付ける。