NTTドコモが夏モデルを発表――スマートフォンは9機種

NTTドコモは2011年5月15日、夏モデル新商品・新サービス発表会を開催した。スマートフォン9機種、iモード携帯電話12機種、モバイルWi-Fiルーター2機種、データ通信カード1機種の合計24機種を投入する。

(左から)女優の堀北真希さん、NTTドコモの山田隆持社長、俳優の渡辺謙さん

山田隆持社長が「我々の使命は全世界で使われている最新のOSを届けることと、ワンセグやおサイフケータイなど日本独自機能を取り入れていくこと」と語ったように、スマートフォン9機種のうち、「BlackBerry Bold 9780」を除く8機種でAndroid 2.3を搭載し、5機種でおサイフケータイやワンセグといった機能を備える。また、FOMA最速の下り最大14Mbpsに6機種、テザリングに7機種が対応する。

モバイルWi-Fiルーターやデータ通信カードなども含めて24機種を発売する

「GALAXY S Ⅱ」は、前モデルと比べて一回り大きい約4.3インチのタッチパネルを搭載する一方、本体の厚さが1mm薄い8.9mmとなっている。1.2GHzのデュアルコアCPUを搭載し、アプリケーションの起動や再生、動画の再生などがスムーズに処理できる。

前モデルより1回り大きい約4.3インチのタッチパネルを搭載する「GALAXY S Ⅱ」

「MEDIAS WP」は、春モデルの「MEDIAS」と同様、厚さ7.9mm、重さ113gとスリムなデザインでありながら、ワンセグやおサイフケータイ、赤外線通信など携帯電話と同じ機能を搭載する。さらに今回のモデルは、IPX5/IPX7の防水機能にも対応している。

新たに防水機能に対応した「MEDIAS WP」

「Xperia acro」は、Xperiaシリーズでは初めておサイフケータイ、ワンセグ、赤外線通信に対応。約4.2インチのReality Displayが高輝度・高精細な映像表現を可能にする。810万画素カメラはExmor R for m,obileを搭載し、薄暗いところでもきれいに撮影できる。

「AQUOS PHONE」は、昨年12月に発売された「LYNCS 3D」の後継機で、800万画素ツインカメラと3D液晶により、3D画像の撮影・視聴ができる。

「LYNCS 3D」の後継機で3Dに対応した「AQUOS PHONE SH-12C」

このほか、右手でも左手でも、片手でメニューを操作できる「タッチスピードセレクター」と、サイズや位置を変更して自分の手に合ったキーパッドを作成できる「フィットキー」を備える「P-12C」、富士通が「らくらくホン」で培った技術をベースに、周囲の環境や年齢に応じた聞きやすさを実現する「F-12C」、世界最高輝度IPS液晶「NOVAディスプレイ」を搭載した「OPTIMUS bright」、ワイヤレス充電に標準対応した「AQUOS PHONE f」など、エントリーモデル的な機種も揃っている。

同梱のワイヤレスチャージャーに置くだけで充電できる「AQUOS PHONE f SH-13C」

フィーチャーフォンでは、Windows 7とインテルAtomプロセッサーを搭載し、PCとしても使える「F-07C」も発売される。専用ボタンを押すと、Windows 7とiモード携帯電話に切り替わる。USBポートやHDMI端子搭載のクレードルで、テレビに接続したり、PCのキーボードやマウス、プリンタに接続することもできる。

Windows 7を搭載し、小型PCとしても使える「F-07C」

ドコモは今年度、スマートフォンの販売目標を600万台としている。夏モデルはフィーチャーフォンの方が機種数は多いが、「冬モデルは逆転してタブレット端末も含めてスマートフォンの方が多くなる」(山田社長)という。

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