ブイキューブは2011年4月21日、新サービス「V-CUBE ペーパーレス」の販売を開始した。会議資料をタブレット端末などで共有することで、会議の準備の手間や印刷コストなどの無駄を削減するとともに、ピーク電力や紙資源の節約など、エコにも貢献できる。
V-CUBE ペーパーレスで共有する資料には、マウスや指の操作で図形やラインなどの書き込みやマーキングができる。タブレット端末では、手元資料の拡大・縮小なども自由に行える。また、会議中でも資料の修正は可能であり、修正箇所はリアルタイムで参加者全員の端末に反映される。
端末は、iPad/iPad 2だけでなく、Android搭載タブレットや、WindowsPC、MacPCでも利用できる。同時利用端末数は50台で、それ以上は別途相談となる。
端末画面のイメージ |
気になるセキュリティだが、資料のデータはサーバー上から端末に表示されるため、端末に残ることはない。また、SSL通信を基本としているため、データを盗み見られる心配もない。さらに、接続元のIPアドレスを制限し、社外からのアクセスはできないようにするセキュリティ対策機能も搭載している。
同社では、会議室での会議はもちろん、大学などでの講義や記者会見などの場でも利用できるとしている。インターネットなどを利用するサービスのため、遠隔地との会議でも利用可能だ。
図 「V-CUBE ペーパーレス」の利用イメージ |
初期費用は4万5000円。月額利用料は同時接続数20台の場合で5万円。前述のように同時接続数は50台まで可能で、追加は10台ごとに月額2万円となる。さらに、同時利用会議室の追加が同1万円、PC画面を共有する場合は同2万円となっている。
ブイキューブでは、2011年12月までの初年度で200社への導入を見込んでいる。