ソフトバンクと、OneWebの衛星通信サービスを提供するNetwork Access Associatesは2023年9月12日、日本における衛星通信サービスの展開に向けて販売パートナー契約を締結したと発表した。両社は日本におけるOneWebの衛星通信サービスの提供開始と高度化に向けて、連携を加速する。
OneWebの衛星通信サービスは、地球に近い低軌道衛星から電波を提供するため、高速かつ低遅延の高品質な通信回線を提供することができる。また、日本でのサービス展開では、ソフトバンクの閉域接続サービスと連携することで、よりセキュアな通信を実現する。さらに、今回の販売パートナー契約に基づいて、規定の通信速度を保証する帯域保証のサービスの提供も予定しており、顧客に安定した通信を提供することが可能になる。
ソフトバンクは、法人ユーザーの様々なニーズに応じて通信ネットワークをカスタマイズし、デバイスから保守サポートまでワンストップで提供するサービスの構築に向けて、準備を進めていくという。
ソフトバンクは、OneWebをはじめとする衛星や、HAPS(High Altitude Platform Station、成層圏通信プラットフォーム)を活用して通信ネットワークを提供する非地上系ネットワーク(Non-Terrestrial Network)ソリューションと、地上のモバイルネットワークを融合したユビキタスネットワークの実現により、あらゆる場所で通信がシームレスにつながる環境の構築を目指すとしている。