KDDIは2010年12月21日、電子書籍配信サービス「LISMO Book Store」を同月25日より開始すると発表した。電子書籍専用端末「biblio Leaf SP02」の発売に合わせて提供する。
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| KDDIグループ戦略統括本部 新規ビジネス推進本部長の雨宮俊武氏（右）とブックリスタ代表取締役社長の今野敏博氏 |
LISMO Book Storeでは、KDDIとソニー、凸版印刷、朝日新聞社の4社で設立した「ブックリスタ」のプラットフォームを採用し、小説や実用書、ビジネス書などサービス開始時に約2万点のコンテンツを用意する。2011年度中には、約10万点まで拡充する計画。ソニーの「Reader Store（リーダーストア）」もブックリスタのプラットフォームを採用しており、コンテンツは概ね共通する。KDDIグループ戦略統括本部・新規ビジネス推進本部長の雨宮俊武氏は「（LISMO Book Storeの採用する）XMDF形式であれば、ブックリスタ以外の配信ビジネスからもコンテンツを調達したい」と語った。
また、購入した電子書籍に対するレビューの書き込み・公開・閲覧が可能な「ユーザーレビュー」、有料で販売されている書籍の冒頭部分の試し読みができる「立ち読み」、検索機能などのサービスも提供する。
コンテンツの価格は100～2000円となる見込み。決済方法は、クレジットカード決済のほか、au携帯電話／スマートフォンを契約している場合、毎月の基本料金と一緒に支払える「auかんたん決済」にも対応する。コンテンツ購入代金の3％がポイントとして還元され、貯まったポイントでコンテンツを購入することもできる。
LISMO Book Storeは2011年4月からauのスマートフォン「IS series」にも対応する予定。雨宮氏によると、将来的には同一ユーザーが複数のデバイス間ででコンテンツを共有できるようにする「マルチユース・マルチネットワーク」も検討するという。
