通信事業者のセキュリティサービス市場規模は2014年に5154億円へ(IDC Japan)

IDC Japanは2010年12月16日、国内通信事業者のセキュリティサービス市場規模予測を発表した。これによると、2010年における同市場規模は前年比7.9%増の3099億円、さらに2011年には同比12.3%増の3480億円になる見通しだという。その後も同市場の成長は続き、2014年に市場規模は5154億円に達すると予測している。

国内通信事業者のセキュリティサービス市場 売上額予測、2008年~2014年(出典:IDC Japan)
国内通信事業者のセキュリティサービス市場 売上額予測、2008年~2014年(出典:IDC Japan)

IDC Japanでは市場拡大の要因として、リース会計基準変更への対応やコスト削減を目的に、特に大企業でアウトソーシングサービスへのシフトが継続していることを挙げている。ただその一方で価格圧力も続いており、IDC Japan コミュニケーションズ シニアマーケットアナリストの川上晶子氏は「事業者は、価格競争を回避するため、幅広い品揃えによる総合提案や段階的なアウトソーシングへの移行プランの提案を行うことによって、顧客当たりの単価を高め、収入基盤の拡大を図るべきである。また、セキュリティ対策は各国で特有のニーズや課題も存在するため、ローカルパートナーとの連携強化によって、現地特有の要件に対応できる体制を強化し、グローバル企業のニーズに訴求すべきである」としている。

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