チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ(以下チェック・ポイント)は、あらゆる規模の企業に向けた包括的なセキュリティソリューションである「Infinity Global Services」を発表した。顧客への提供は今夏を予定する。
Infinity Global Servicesは、チェック・ポイントが提供するエンドツーエンドのセキュリティサービスを30の領域にわたり拡大し、企業におけるサイバーセキュリティ対策と管理体制を構築・強化することを通じ、サイバーレジリエンスの実現を支援することを謳う(参考記事:「セキュリティは“1社で包括”が最適解」チェック・ポイント青葉社長)。
このソリューションは、具体的には以下の4つの柱と30のプロアクティブなサービスを提供するという。
評価(Assess):セキュリティ担当者からCISOに至るまで、組織のチームにおける専門性を強化しする。サイバーリスクやIoTリスクの評価、ハイブリッドなクラウドセキュリティの設計、ゼロトラストのベストプラクティスを含む。
最適化(Optimize):サービスとしてのSOC(SOC as a Service)、サービスとしてのサイバーレジリエンス(Cyber Resilience as a Service)、セキュリティの開発と最適化、そしてマネージドクラウドCSPMにより、サイバーディフェンスへの脅威防御の焼き付けをサポートする。
マスター(Master):クラウドセキュリティのブートキャンプ、CISOトレーニング、サイバーナレッジプログラム、人材育成プログラムを提供し、組織のセキュリティ最適化とチームの能力向上を図る。
対応(Respond):インシデント対応計画強化のため、侵害評価、ペネトレーションテスト、脅威検知と対応のマネージドサービス、机上演習などの様々なサービスを提供し、インシデント対応への備えを強化する。
このように、脅威リサーチ、MDR(Managed Detection and Response)、リスク評価からプロアクティブな監視、プロフェッショナルサービス、トレーニングに至るサービスを包括的に提供するInfinity Global Servicesは、ITシステムを単一の管理しやすいソリューションへと自動的に統合するという。同時に、更新された脅威情報をリアルタイムで受信できるとしている。
チェック・ポイントのCIO兼テクニカルサービス担当バイス・プレジデントのシャロン・シューシェイム氏は、「Infinity Global Servicesは、包括的で統合されたコラボラティブなセキュリティソリューションを、導入しやすくシンプルなフォーマットでご提供します。これにより組織は、発生前に攻撃を防止する攻めのセキュリティを実現できます」とコメントしている。