昨年来、企業の無線LANインフラへの投資が再び活発化している。
コロナ禍によるリモートワークの普及とともに無線LAN/Wi-Fiの活用が広がっており、無線をネットワークアクセスの第1手段と考える「ワイヤレスファースト」を実践する企業が増えていること、最新規格Wi-Fi 6E対応機器のラインナップが揃い始めてきたことが背景にある。このため、サポート切れやリース期間終了を機に、リプレースを検討する企業が多い。
リプレース時の1つのトレンドが、オンプレミスの無線LANコントローラーによる管理からクラウドによる管理への移行だ。
特に大企業では、今なおオンプレ型で管理していることが少なくない。これまで大規模な無線LAN環境の運用ニーズに応えるクラウド管理型Wi-Fiがなかったことが理由だ。しかし、最近はオンプレと遜色のない機能を備えているのはもちろんのこと、クラウドならではのメリットを享受できるソリューションが登場しており、移行を後押ししている。