Bluetoothの業界団体であるBluetooth SIG(Special Interest Group)は2022年11月16日(米国時間)、6GHz帯を含む新たな免許不要周波数を利用するための新仕様開発プロジェクトを発表した。
本プロジェクトは、低消費電力版のBluetooth Low Energy(LE)を主目的とする。
6GHz帯は世界各国で免許不要周波数帯としての割当が進んでおり、日本でも9月の電波法施行規則の改正により、その一部である5.925MHz~6.425MHzのWi-Fiでの利用が解禁された。
発表に当たり、Bluetooth SIGのCEOであるマーク・パウエル氏は、「コミュニティーにとって次の20年間にわたるBluetoothのイノベーションへと続く道を切り開くために必要な機能、拡張の継続が可能になる」とコメント。
また、Wi-Fi Allianceのプレジデント兼CEOであるケビン・ロビンソン氏も、「免許不要で使用可能な周波数帯の世界規模での追加、接続需要にワイヤレス技術が対応し続けるために不可欠です。Wi-Fi Allianceは、この周波数帯での共存を成功させるためにBluetooth SIGと協力できることを大変喜ばしく、また楽しみにしています」とコメントを発表している。