NTTが新卒給の大幅アップで人材獲得強化　ドコモはWeb3に5～6000億円を投資

関根禎嘉（編集部）

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NTTとNTTドコモは11月8日、2022年第4四半期決算説明会を開催した。NTTは優秀な人材を獲得するため、新卒社員の採用給を14%引き上げることを表明した。また、NTTドコモは、Web3の利用を促進するため、Web3の共通基盤を提供する新会社を2023年度を目途に設立する。日本発のグローバルデファクトを目指し、今後5～6年で5000～6000億円を投資する。

2022年度 第2四半期決算について説明するNTTの島田社長

2022年度 第2四半期決算について説明するNTTの島田社長

NTTとNTTドコモは11月8日、2022年第2四半期決算説明会を開催した。NTTは優秀な人材を獲得するため、新卒社員の採用給を14%引き上げると表明した。

また、NTTドコモはWeb3の利用を促進するため、Web3の共通基盤を提供する新会社を設立すると発表。今後5～6年で5000～6000億円を投資する。

NTTは2023年4月以降、NTTグループ主要会社において標準の採用給を引き上げる。これにより大卒の場合、現行の21万9000円から25万円となる。また、採用時点で高い専門性を持つ人材に対しては、より高い給与水準で採用し、採用給が24%増の27万2000円になるケースもあるという。

NTTの島田明社長は「この金額がコンペティティブなものになるかは入社する人に判断してもらいたい」としながらも、銀行、商社などさまざまな企業がDX推進に取り組み、業種を越えた獲得競争が激化する中で優秀な人材を獲得したいという意欲を示した。

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