楽天モバイルは5月13日、事業戦略に関する記者説明会を開催した。
楽天モバイルの4Gの基地局は、2022年4月時点で4万4000局超。人口カバー率は97.2%に到達した。
楽天モバイルのエリアの拡大
楽天回線エリアでのデータ利用比率
楽天モバイル 代表取締役会長の三木谷浩史氏は、「基地局の建設は過去に類を見ないほどのスピードで進んでいるが、我々はここで止める気はない。開始当初はKDDIのネットワークの使用量が多かったが、現在は91%は楽天モバイルのネイティブネットワーク、つまり楽天モバイルが提供している基地局から発信する接続だ」と説明した。
楽天モバイル 代表取締役会長 三木谷浩史氏
さらに、同社のネットワーク品質について、Opensignal社の調査を引用。アップロード・スピード・エクスペリエンスや、ゲーム・エクスペリエンス、音声アプリ・エクスペリエンスで非常に高い評価を得ているとした。
Opensignal社のネットワーク品質調査結果
当初は完全仮想化を疑問視する声もあったが、「単純にコストが安いだけでなく、例えば故障した時の対応のスピードも早く、クオリティについても非常に競争性があることが証明できた」と三木谷氏。
今後はさらなる品質向上、早期黒字化、サービス拡大の3つのミッションを掲げ、新しい成長期に突入していくという。