<特集>通信事業者DX キャリアの未来学「通信事業者の水平分業化は止まらない」A.T.カーニー吉川氏が語るキャリアの未来

通信事業者の新たな収益基盤となり得る“エッジ”には、ハイパースケーラーも攻勢をかけている。通信事業者は何を強みに競争、そして共創すべきなのか。A.T.カーニーの吉川尚宏氏に語ってもらった。

通信事業者にとってのフロンティアはOTT、法人ソリューション、そしてネットワークだ。金融やコンテンツ等のOTT、IoTを活用した法人ソリューションが注目されることが多いが、実はネットワークにこそフロンティアがあると考えている。

通信事業者の強みはコネクティビティだが、5G、さらに6Gの世界になると、よりユーザーに近い部分のインフラ、例えばエッジやRANの重要性が増す。この分野にはGAFAMのようなハイパースケーラーも参入してくる。RAN、さらにはコアネットワークをクラウド型で提供しようともしている。

しかし、ハイパースケーラーとは競争せず、組むべきだ。すなわち、攻めてくるハイパースケーラーにエッジの場所を貸す。通信事業者が保有する電話局や基地局、ダークファイバーといったアセットには規模の経済性は働かない。希少性そのものが価値だ。こうしたインフラ領域にもっと傾注するのが、1つの方向性だ。

A.T.カーニー 吉川尚宏氏
A.T.カーニー 吉川尚宏氏
A.T.カーニー シニアパートナー。情報通信、エネルギー等の分野を中心に事業戦略、
マーケティング戦略、オペレーション改革等に従事。総務省情報通信審議会、
周波数オークションに関する懇談会等の構成員として政策を提言

月刊テレコミュニケーション2022年3月号から一部再編集のうえ転載
(記事の内容は雑誌掲載当時のもので、現在では異なる場合があります)

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