KDDIら8社が都内初、西新宿でまちのインフラと協調した自動運転移動サービスの実証実験

KDDI、大成建設、ティアフォー、損害保険ジャパン、アイサンテクノロジー、日本信号、大成ロテック、プライムアシスタンスの8社は2021年12月16日に5Gを活用した自動運転移動サービスの実証実験を実施すると発表した。

実験は2023年度のサービス開始を目標として、2022年1月22日から西新宿エリアで実施する。5Gを活用し車両と信号情報が連携することで交差点での安全な走行支援を行うほか、道路に設置したセンサーを用いたロータリーからの発進支援、特殊な塗料を用いたトンネル内での自車位置推定支援など、都内初となるインフラ側からの走行支援技術を導入する。さらに、5Gによって大容量の映像データを低遅延で伝送し、複数台の車両を同時に遠隔で見守る実証実験を行う。

JPN TAXI 車両をベースに開発した自動運転対応車両 JPN TAXI 車両をベースに開発した自動運転対応車両
これは東京都より公募された「令和3年度西新宿エリアにおける自動運転移動サービス実現に向けた5Gを活用したサービスモデルの構築に関するプロジェクト。東京都は先行的に5Gを整備している西新宿エリアにおいて、無人自動運転による移動サービスの早期事業化を目指した新たな支援を先行的に実施し、都内の他エリアへの横展開を図ることでスマートシティ東京を実現をめざしている。

自動運転移動サービスの事業化に向けた課題抽出を行い、採算性やニーズを分析することで、西新宿の移動環境の整備や地域の魅力創出に向け、5Gの利活用による実証を通じて自動運転移動サービスの可能性を探り、西新宿や都内の他エリアへの早期実用化を促すことを目的として実施される。

なお、自動運転車への試乗希望者も募集しており、応募期間は2021年12月15日から2022年1月5日となっている。

走行ルート
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