NTTコミュニケーションズは2021年8月24日、社員証をデジタル化してスマートフォンのアプリで利用できる同社のサービス「Smart Me」において、クラウド型の入退室管理システムと連携し、より低価格で導入可能な「Smart Me ALLIGATEプラン」の提供を開始した。

Smart MeはICカード型の社員証をデジタル化し、カード発行の手間や管理コストの低減を実現するサービスで、これまでオンプレミス型の入退室管理システムと連携し、大規模オフィス向けに提供してきた。

今回、クラウド型の入退室管理システムとの連携により、中小規模オフィス向けに低価格プランを提供する。クラウド型サービスのためオフィスへのサーバー設置や複雑な配線などが不要となり、従来に比べて簡単に導入できる。

1扉につき月額利用料は1万1000円から（税込、以下同）で、初期工事費用は11万円。Smart Meアプリの利用料金は1IDにつき、登録料が1100円、月額利用料が66円となっている。Smart Meアプリに加えて、クラウド型入退室管理システム、非接触ICカードリーダーなどをセットで提供する。

管理画面から期間を限定した入退室の権限制御が可能なため、サテライトオフィスなど一時的に利用者が出入りする場合でもセキュリティを確保できる。社員証の発行も遠隔から行えるため、カード発行・配布・回収のための出社や手間も削減することが可能だ。

また、スマートフォンの紛失時には、遠隔でスマートフォン上の社員証を失効させることができるため、従来のICカード型の社員証と比べてセキュリティリスクを低減できる。