KDDIがCO2排出ゼロで基地局を運用する取り組み、水素電源の車で給電

KDDIは2021年8月17日、デンヨー とトヨタ自動車が共同開発した水素で発電する燃料電池電源車(FC電源車)活用し、災害などの長期停電時に二酸化炭素 (CO2) 排出ゼロで基地局を運用する実証実験を行ったと発表した。基地局への給電手段としてFC電源車が有効であることが確認できたという。

実験は愛知県名古屋市にある基地局を対象に行われた。年次計画停電期間に組み込み、FC電源車から給電を実施し、FC電源車の発電性能と操作性、静音性を検証した。また、実証実験で消費した電力量を従来の移動電源車で発電した際に発生するCO2排出量から割り出したところ、32.7kgの排出量が必要だった。一方で、FC電源車のCO2排出量は0kgであったことから、FC電源車導入によるCO2の排出削減量が確認できたとしている。
KDDI 水素発電

実証実験で使用したFC電源車

KDDIらは引き続き、従来の移動電源車に代わる新たな電源車としてFC電源車を本格導入することを引き続き目指していくという。

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