PicoCELA、Wi-FiやBluetooth電波を利用した測位APIの提供開始

PicoCELAは2021年8月4日、同社が提供するWi-Fi端末とクラウドシステムの「PicoManager」を連携し、測位機能機能を含むAPI群「PicoCELA APIコンポーネントパッケージ」の提供を開始した。

APIコンポーネントパッケージはすべてWeb APIとして提供するため、他のソリューションとのインテグレーションも自由度高く、簡易に実現できるとしている。また、スマホアプリでも利用可能。ネットワーク側のみならず端末側のアプリでも、測位APIを含むすべてのAPIを自由に活用できる。

測位APIに関しては、Wi-Fi端末の接続先アクセスポイント(PicoCELAデバイスが兼ねる)あるいはBLE端末が発する電波の強度を複数のPicoCELAデバイスで観測。データ群をPicoManagerで集約し、当該端末の測位を行い、結果をAPIとして提供する。OAuth 2.0に準拠した認可の機能を搭載することで、組織単位の情報保護・管理機構を実現するという。

さらに、オプションのBluetoothマスタードングルをPicoCELAデバイスに装着することで2021年7月現在、PCWL-0400/0420/0450に装着可能、BLEタグの測位にも対応できる。


APIコンポーネントのイメージ

この測位APIを活用することで、資機材の所在場所管理やインドアナビゲーションアプリの開発や、勤怠管理システム、POSデータ管理、在庫管理などの業務系クラウドシステムに端末の位置情報という新たな情報を追加できるとしている。

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