KDDIは2021年6月24日、グローバルな事業展開を推進するビジネスプラットフォーム「KDDI IoT世界基盤」において、ソラコムの各種サービスに加え、グローバルでキャリアリレーションの強いKDDIのIoT向けローミングが世界の様々な国・地域で利用可能となるコネクティビティサービス「グローバルIoTアクセス」を提供開始すると発表した。
「グローバルIoTアクセス」のイメージ |
KDDI IoT世界基盤は、自動車をはじめ、様々な産業に向けて展開し、ユーザーのグローバルビジネス事業拡大を支援している。サービスの追加により、製造業やサービス業など幅広い産業に対しグローバルにおけるユーザーのIoTサービス拡大を支援するという。
「KDDI IoT世界基盤」の概要 |
グローバルIoTアクセスの概要は、以下の通り。
(1)複数の国にローカルブレイクアウトポイントを設置しているため、低遅延でIoT回線を利用でき、提供するサービス利便性の向上が望める。
(2)国内に利用中の設備を持っているユーザーで、海外のエンドポイントと閉域接続を希望する場合、KDDIが提供するネットワークサービス「KDDI Wide Area Virtual Switch」 へ閉域網接続が可能なため、安心安全にネットワークを利用できる。
(3)Webコンソール画面からSIMの利用状況を確認することや、利用の中断・再開などを行えるため、世界中どこからでも一元管理が可能。
(4)KDDIの現地法人とも連携し、海外に展開するユーザーをフルサポートするため、安心して利用可能。
今後、KDDIはグローバルIoTアクセスに対応した2つのサービスの提供を予定している。
1. グローバルIoTルーター
各国のバンド対応および海外認証取得済みで汎用性の高いIoTルーターで、2021年夏に提供予定。
2. デバイス管理サービス
デバイスのキッティングや保守を一括提供するサービスで、2021年秋に提供予定。