NECネッツエスアイは2021年4月21日、米Kloudspot社が提供するハイブリッドワークスペース「KloudHybrid(クラウドハイブリッド)」を活用した、新たな働き方の自社実践を開始すると発表した。
「KloudHybrid」の利用イメージ |
新型コロナウイルスの感染拡大による影響が長期化し、リモートを中心とした働き方が当たり前となる一方で、リアルなオフィスは今後も必要とされ続けることが想定されている。
今回の自社実践は、リアルオフィスを起点とするリアル・バーチャル融合のワークプレイスを実現するアプリケーション「KloudHybrid」を活用して行うもので、アフターコロナの環境において企業が持続的発展を遂げるため、いかにして生産性の維持・向上や共創によるイノベーションの誘発を実現するかを検証する。
NECネッツエスアイは同日より、日本橋室町三井タワー内の日本橋イノベーションベースでの検証を開始し、その後、適用範囲を首都圏のアクティビティベース(分散型ワークの開始にあたり首都圏に設置したサテライトオフィス。2021年4月現在、横浜、武蔵小杉、立川、浦和、柏、船橋、北千住の7カ所)へと広げ、最終的には2000 人規模にまで拡大した検証を予定している。
「KloudHybrid」の概要は以下の通り。
・オフィスの平面図と360 度画像を活用し、オフィスで働く人とリモートで働く人があたかも同じ空間にいるような環境を構築
・チームやプロジェクトのメンバー同士が容易にコミュニケーションできることに加え、ハイブリッド空間内を自由に移動することで様々な人との偶発的な会話を誘発
・リアルオフィスで安心して働 くための仕掛けとして 、座席の事前予約機能を提供
自社実践を通じて「KloudHybrid」の最適な運用方法などのノウハウを蓄積し、2021年5月中のサービス提供開始を目指して取り組みを進めていきたいとしている。