NECは2010年11月9日、「UNIVERGE(ユニバージュ)IP8800/Sシリーズ」にボックス型コンパクト・ギガビット・レイヤ2スイッチの新製品2モデルを発売した。
48ポートモデルの「UNIVERGE IP8800/S2530-48T」(左)と、24ポートモデル「同/S2530-48T」の2モデルを発売 |
新たにラインナップに追加されたのは、「UNIVERGE IP8800/S2530-24T(24ポート)」および「同/S2530-48T(48ポート)」の2機種。全ポートがギガビットに対応しており、複数のスイッチ間でリンクアグリゲーション(複数の物理的な回線を仮想的に1つの回線とみなす技術)を行うことができるSML(スプリット・マルチ・リンク)機能を搭載する。一方のスイッチへ接続不可となった場合でも他方のスイッチへ迂回することができ、通信を中断することなく業務を継続できる。ミッションクリティカルなネットワーク構築に適する。
また、WindowsOSユーザーを特定する「IEEE802.1X認証」、LinuxやMac OSなどのユーザーを特定する「web認証」、プリンタなどのユーザーID/パスワードを入力できない端末を特定する「MACアドレス認証」の3つ認証方式を同一ポート内でサポートするトリプル認証機能を搭載する。これにより、多様な端末の認証に1台で対応することが可能になる。さらに、web認証とMACアドレス認証を組み合わせたマルチステップ認証機能も備えるため、ユーザー認証と端末認証を組み合わせた運用も可能だ。
希望小売価格は、「IP8800/S2530-24T」が49万8000円(税抜)、「IP8800/S2530-48T(48ポート)」が79万8000円。2011年1月31日から出荷を開始する予定だ。