ソフトバンクの子会社でインターネットエクスチェンジ(IX)事業を行うBBIXは2021年4月1日、「Smart IXサービス」を利用しているユーザー向けに、海外のIX事業者経由でのピアリング(事業者同士が相互にネットワークを接続し、トラフィックを交換し合うこと)を可能にするオプションサービス「リモートピアリング」を提供開始すると発表した。
Smart IXサービスは、アジアや米国、欧州で提供しているIXサービスの国際間接続を可能にするエクスチェンジサービス。今回、リモートピアリングの提供により、海外IX事業者のIXサービスを利用しているインターネット事業者との直接のピアリングが、Smart IXサービスのバックボーンネットワークを活用してできるようになる。また、リモートピアリングにより、海外のインターネット事業者と接続するための国際専用線やIPトランジットのコストも削減される。
まず、Amsterdam Internet Exchange B.V.が提供する「AMS-IX」と提携し、欧州拠点とのピアリングの提供から開始。今後、提携するIX事業者を拡大するとしている。