DNPがXR事業始動 ミラーワールドで100億目指す

DNPがXRコミュニケーション事業を本格的に始動する。現実世界をバーチャル空間上で精緻に再現した「ミラーワールド」を構築し、自治体との「地域共創型XRまちづくり事業」のほか、企業向け、生活者向けにもXR事業を展開する。2025年までに合計で100億円の売上を目指すという。

大日本印刷(以下、DNP)は2021年3月23日、XRコミュニケーション事業を開始すると発表した。

XRコミュニケーション事業は、「地域共創型XRまちづくりPARALLEL CITY」をはじめとして、「生活者とのコミュニケーション強化」や、ショールームやイベントなどの企業活動をXRで実施する「企業マーケティング」の3つを柱に展開する。


地域共創型XRまちづくりPARALLEL CITY


地域共創型XRまちづくり事業では、実在する場所をバーチャル空間上に精緻に再現した「ミラーワールド」を構築し、リアル空間とバーチャル空間を連動させる仕組みを作るという。

「地域や施設が持つ価値や機能を拡張させ、生活者に新しい体験価値を提供し、地域創生につなげる。ミラーワールドはインターネット、SNSに続く第三のデジタルプラットフォームになると確信している」とDNP 専務執行役員の蟇田栄氏は説明した。

DNP 専務執行役員 蟇田栄氏

また、バーチャル空間を構築するために必要な機能を備えたXRロケーションシステム「PARALLEL SITE(パラレルサイト)」も提供する。ミラーワールドは何個でも複製でき、地域の観光資源の発信から、企業の展示会、イベント、個人の作品発表まで同時多発的にパラレルで開催することが可能だという。

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