Wi-Fi 6Eは2020年1月7日にWi-Fi Allianceが発表した新たなWi-Fiの規格で、Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)をベースに6GHz帯を新たに活用する。Wi-Fiが使えるアンライセンスバンド(免許不要帯域)に6GHz帯が追加されることで、160MHz幅を用いて最大7本の通信チャネルを使用可能になる。これによりデータの最大転送速度の引き上げや遅延の削減が期待でき、VR(仮想現実)、多人数のキャンパス、大規模な企業ネットワークなどといった高速化・安定化が求められる環境への活用が期待されている。
Wi-Fi 6Eでは160MHz幅の場合最大7本の通信チャネル使用可能 |
なお、利用可能なチャネルは国によって異なる。また、日本では現在Wi-Fiによる6GHz帯の利用は認められていない。