自営LTE活用のPBX・ナースコール連携システム、BBバックボーンらがサ高住向けに提供

ソフトバンク子会社のビー・ビー・バックボーン(BBバックボーン)とケアコム、扶桑電通は2020年1月12日、サービス付き高齢者向け住宅向けにPBX(構内交換機)とLTE回線を利用した「ナースコール連携サービス」を提供開始すると発表した。

ケアコムの高機能ナースコール情報通信システム「CICSS(シックス)」と、扶桑電通が提供するPBXおよびBBバックボーンのLTE回線を連携させたもの。施設職員がスマートフォンを使って入居者からの呼び出しに対して病院のナースコールのように応答でき、職員同士の内線電話としても利用できる。

また、音声通話のみならず、映像・画像伝送などのデータ通信もできるため、業務での活用の幅が広がり、医療・介護業界における人手不足や業務負担の増加といった課題解決につながるとしている。


ナースコール連携システムの構成

施設内における通信エリアは移動体通信事業者のネットワークに依存しており、建物の形状によって電波が届きにくい場所が生じる恐れがある。そのため、オプションサービスとして、TD-LTE方式を採用した自営無線技術であるsXGP対応のアクセスポイントも設置できる。電波が届きにくい場所においても自営LTE環境の構築と柔軟なエリア設計を可能にした。

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