ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE)は2020年9月28日(米国では9月21日に発表済み)、SD-WANベンダーであるSilver Peak社の買収を完了したと発表した。買収総額は9億2500 万ドル(約990億円)。これによりSilver Peakは、HPE傘下のAruba, a Hewlett Packard Enterprise company(以下、Aruba)の一員となる。
なお、Silver Peakの創業者兼CEOのデイビッド・ヒューズ氏はHPEに加わり、ArubaのWAN事業シニア・バイス・プレジデントに就任する。
同社はこの買収により、ArubaのオールインワンSD-Branchポートフォリオと在宅勤務ソリューションに、Silver Peakの自律型SD-WANとWAN 最適化ソリューションを組み合わせることで、顧客企業の広範な要件に対応し、有望な市場機会を掴めるようになるとしている。
SD-WANおよびWAN最適化をポートフォリオに加えることによりAruba ESP (エッジ・サービス・プラットフォーム) を強化。有線/無線のローカル・エリア・ネットワーク (LAN) とワイド・エリア・ネットワーク (WAN) の両方に対応する包括的なエッジ・ツー・クラウド・ネットワーキング・ソリューションを提供する計画だ。