マイクロフォーカス
プリセールス統括本部 プリセールス
松尾政仁氏
ソフトウェア開発において、開発側と運用側が協調して作業することでビジネス価値を高める「DevOps」の考え方が広まって久しい。昨今では多くの企業がDXへの取り組みを加速させており、開発スパンも短くなっていることから、さらにDevOpsの重要性は高まっている。
ただDevOpsの捉え方は人によって異なり、テストを自動化している、あるいはCI/CD(Continuous Integration/Continuous Delivery)のためのツールを導入しているだけでDevOpsを実践していると考えられているケースもある。これは個別最適に過ぎないと話すのは、マイクロフォーカス プリセールス統括本部 プリセールスの松尾政仁氏だ。
「テストやデプロイの自動化だけでは、“点”での最適化に過ぎません。全体最適を目指すのであれば、点と点を結んで線を引き、さらに線と線をつないで面を作り、立方体にしていく必要があります。確かにテストやデプロイの自動化は大切ですし、第一歩として取り組まなければならないでしょう。しかし、さらに効率化していくためには、開発および運用プロセスの全体を捉えてDevOpsを進める必要があります。このように全体最適を目指したDevOpsの取り組みを我々は『Enterprise DevOps』と呼んでいます」
では、Enterprise DevOpsを実現するには何が必要なのか。次ページから詳しく見ていこう。