NFCケータイの商用化開始は2011年――搭載比率は2015年に世界56%、日本70%へ

シード・プランニングは2010年10月22日、NFC、FeliCaの動向に関する調査レポート「世界のNFC市場戦略2010 ~NFC・FeliCa最新動向~」を発表した。NFCとはNear Field Communicationの略で、ISO(国際標準機構)により2003年12月に国際規格化された近接通信の方式のこと。FeliCaやMIFAREなどすでに普及している近接通信方式との下位互換性も確保されており、NFC搭載リーダーライターでは各種の非接触ICカードの読み取りが可能だ。

同レポートによると、世界では2011年頃からスマートフォンを中心にNFC搭載モバイルフォンの商用化が始まり、2015年には全モバイルフォンの出荷台数の56%にNFCが搭載されるという。日本では「おサイフケータイ」が一般化しているが、海外では韓国など一部の地域を除き、非接触インターフェースを搭載したモバイルフォンは実用化されていない。

また、すでにFeliCaが普及している日本でも、2011年末頃からNFC搭載モバイルフォンの商用化が始まり、2015年には全モバイルフォンの出荷台数の70%に搭載されると予測している。

NFC搭載モバイルフォン市場規模予測(出典:シード・プランニング)

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