NTTドコモは2020年8月17日、法人向けに、2021年4月(予定、以下同)から共通認証ID「ビジネスdアカウント」、同年7月から新たな会員プログラム「ドコモビジネスメンバーズ」を順次提供すると発表した。
「ビジネスdアカウント」は、法人ユーザーが利用できる無料の共有認証IDで、「dアカウント」の機能をベースに、法人向け機能を追加して提供する。
「dアカウント」の仕組みを活用しFIDO/FIDO2対応の生体認証によるパスワードのログインや、24時間365日体制のセキュリティ監視などのもと、各種ソリューション・サービスを「ビジネスdアカウント」1つで利用でき、アクセスが簡単になる。
当初は、セキュリティやWebメール、ビジネスチャット、勤怠管理、経費精算など、約60種類のソリューション・サービスへの対応を予定している。
提供開始時点で約60種類(予定)のソリューション・サービスに対応する |
「ドコモビジネスメンバーズ」は、法人ユーザーであれば入会可能な会員プログラムで、入会金・年会費は無料。現在提供している「ドコモビジネスプレミアムクラブ」を刷新して提供する。
ドコモ回線の利用だけでなく、対象ソリューションの利用でもポイントをためることができる。また、対象ソリューションの契約数に応じて、より多くのポイントを進呈する。ためたポイントは、回線や対象ソリューションの利用料金の支払いにも充当することができる。
「ドコモビジネスメンバーズ」に入会することで利用できる「ポイント/ユーザー管理グループ」により、管理者は、従業員への「ビジネスdアカウント」一括発行や、従業員のアカウント・ユーザー情報の管理、セキュリティの設定などを行える。
また、資本関係のある企業間であれば、例えば親会社の社員が代表となってグループを組み、子会社の社員をグループに入れて管理するなど、複数の企業の社員で1つの「ポイント/ユーザー管理グループ」を組むことも可能だ。
同一法人内だけでなく、グループ会社をまたいだ管理も可能 |
ドコモでは併せて、2021年5月までに、法人向け会員プログラムの入会者を対象に、無料で利用できる公衆Wi-Fiサービスを提供する。